2007年07月

2007年07月10日

ホリエモンの2つのメッセージ

ちょっと風化し始めているイベントかも知れませんが
時折飲んだときに話題に上る、ホリエモンについて、
書いてみたいと思います。

ちょっと真面目な、市場分析ですが、
ブログなので、あくまで個人の意見と了解頂いた上で
読んでみてください。

私は、全てのイベントには、必然性があると
思っています。こうした考えは、信じる人と信じない人に
分かれますが、私は信じている方です。

そうした見方でみると、ホリエモンの一連の事件に、
ストーリーが見えてきます。

ホリエモン、と聞いてアレルギー反応を起こす人も
いますが、私は、彼みたいな人、嫌いではないです。

いや、粉飾決済はいけないですよ。
ただ、彼が果たした役割もあったと思います。

具体的には、日本の市場に2つの役割を
果たしたと思っています。

1つ目は。。。

信長としての役割です。

織田信長は、既存の秩序を破壊して、
新しい仕組みを作ろうとしたリーダー。

そのやり方に賛否両論ありますが、
あの時代としてはずば抜けた発想をしていました。

楽市楽座で、既得権からビジネスチャンスを
開放し、合戦は槍と騎馬の時代にいち早く鉄砲を
取り入れ、そして、部下に大名級の所領を与え
自由に統治させました。
(この軍団制は、今の事業部制に通じるものが
あると思います)

ホリエモンと信長をそのまま比較はできませんが、
彼が常に口にしていた、既得権益の破壊は、
日本に新しい仕組みを作ろうとしたという
気概の表れだと思います。

同時に、破壊屋は、新しい仕組みを作るのは
概して得意ではありません。

結局幕府を作ったのは徳川家康で、信長は
破壊までが役割だったですよね。

で、ホリエモンですが、最後は逮捕という結末を
迎えます。

ここに、2つ目のメッセージがあると思います。
それは。。

売り上げ至上主義のもたらす結果、

です。

日本は戦後、国を立て直すという合言葉で、
世界もびっくりのスピードで経済を立て直しました。

その結果、私が学生の頃には、エコノミックアニマル
(経済性だけを追求する生き物)という有難くない
ニックネームまで頂戴します。

80年代に初めてアメリカに行った時も、そうした日本人への
異端の思いは、会話の端々に感じました。

その頃に、会社に奉公して家族を置き去りにした
団塊の世代が、その代償を払うように、退職離婚を
するケースまで出てきます。

因果応報のほろ苦いケースです。

日本人は歴史的にみても、バランスよく、が苦手のようで、
猪突猛進がお家芸です。

230年も鎖国して外国をシャットアウトしたかと思うと、
鹿鳴館で夜な夜な西洋式パーティーを開きます。

軍国主義で世界を震撼させたかと思うと、
今度は経済一色で戦後50年を走ります。

さて、そうして、エコノミックアニマルとして絶頂(?)を
極めた日本人ですが、風穴があきます。

それが、起業です。

会社で出世することが唯一の富める道、のような感が、
かなり長く日本で主流でした。

だから良い大学に入る。
だから良い塾に行く。
そして有名企業に入る。

息が詰まる、先の長い階段です。

その頃ここアメリカでは、

1.できるやつは軍隊か宇宙産業に行く
2.できるやつはウォールストリートに行く
3.できるやつは会社勤めなどせず起業をする

と、徐々にシフトしていきました。

冷戦の頃は、できるやつは軍隊にとられたので、
自動車メーカーが日本の圧勝となっても、それは
アメリカ人が劣るからではない、とよく言われました。

で、その後、できるやつは金融で稼ぐ時代が
あったのですが、90年代後半のITバブルで、
流れは完全に起業に傾きます。

アマゾンの創始者、ジェフ・ベソス氏が著名投資会社を
辞してアマゾンを起こしたのも、象徴的な出来事でした。

ということで、日本は、長く、有名会社に入ってなんぼ、
の世界でした。

そこで会社の奴隷になって、私生活を犠牲にして奉公して、
運がよければ出世するかもしれない、という社会でした。

が、起業の成功組が出てきて、別の選択が日本を
元気にします。

会社だけが人生じゃない!
自分でゼロから始めて、こんな成功もあり得るんだ!

そうした新興企業の成功を見て、起業を夢見る人。

そこに投資をして儲ける人。

明らかに、新しい可能性が開けたことに、歓迎の
ムードがありました。

いや、はっきり言って、会社が全て、という選択の
少ない学歴社会は、国として健康ではないですよ。

なので、バラエティー、複数の選択は
日本に良いことだと思います。

が、ちょっと問題もありました。

粉飾決済、これは、売り上げ至上主義への
警告だと思います。

せっかくの起業も、売り上げ至上主義により、
ライフスタイルは会社奉公と変わりなく、
私生活とのバランスは崩れ、違うのは
入るお金の差だけだったりします。

一体何の為の起業か?

お金が手に入ったら、幸せになる、
こともあります。そうならないこともありますよね。

人生バランスです。

そう、バランスですよね。

売り上げゲームにはまると、他社との競争、
市場との競争、未来の競合との競争、
ライバルとの競争、と、果てしないストレス社会が
待っています。

起業は、そんな競争社会を、もっと幸せ融合型で
できる可能性を持っている。。。

のですが、ついつい日本はニュース性の高い
方に注目が集まります。

起業は楽しい、と思います。

そして、起業は、ライフスタイルのバランスを整える、
最高のチャンスだと思います。

自分で、売り上げの規模、会社の規模、
働く環境のゴールを決められますからね。

起業を、幸せの手段、自己実現の手段と位置つけて、
バランスのとれたライフスタイルを送れます。

ホリエモンの事件は、売り上げ至上主義、
猪突猛進で行き急ぐ日本人に、ちょっとした警告を
与えて、本来の幸せに気づきを与える役割を
果たしたのだと思います。

(と、私は勝手に思っています)

こうした、売り上げ至上主義の対極にあるビジネス、
それは、調和であり、共演であり、融合であると思います。

今のレスポンス一辺倒の市場が、ホリエモンからの
警告を受け止めた時に、日本の起業市場は
第二段階に進めると思います。

いや、いずれそうなると思いますよ、
日本人は賢いですから。

今の歪みは大勢感じていますし、そうした反動は
歴史的に必ず起きています。

いつ、というタイミングだけの問題だと思います。

最近提唱している、インスピレーションマーケティングですが、
その背景に、こんな複雑な思いがありました。

いかに売り抜けるか、のテクニックから、
肩に力を入れずにビジネスを成功させる

そんな本質をはっきり掴むと、怖いものはありません。

お客さんとの融合
サービスと対価のエクスチェンジ
欲しいものをavailableにする

こんなテーマが、次の市場をリードすると思います。

それでは、大変長くなりましたが今日はこの辺で。

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コマースジャングル代表
礒 一明

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2007年07月05日

リピートとビジネス

いまさら、ではありますが、ビジネスに、リピート客の
果たす役割は極めて大きいものがあります。

このリピートのテーマで、私のポッドキャストに、
平野秀典さんにご登場頂きました。

ご興味ある方は、下記にある、ポッドキャストの
アイコンをクリックして下さいね。




私の音声ブログから、ドラッグ&ドロップで
平野さんの肉声が聴けます。

それでは、今日は短いですがこの辺で。

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礒 一明

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プロフィール
礒 一明(いそ かずあき)

人生最適化コンサルタント。米国法人コマースジャングル代表。1995年よりアメリカ在住。

横浜生まれ、上智大学外国語学部英語学科卒業。大学を卒業後、ソニーへ入社。95年よりアメリカへ。そこでインターネットの魅力にはまり、社内起業でE-Commerceに創業者メンバーとして参画。事業戦略ディレクター、及び販売ディレクターとして、当時売れないと言われていたAV機器の売り上げを半年で7倍に。

帰任通知を機にアメリカにて独立、2005年より日本でコンサルティング活動を開始。

神秘体験がきっかけで、ビジネスコンサルタントから、人生、生き方をテーマにした人生最適化人生最適化コンサルタントに転身。年に数回帰国して行う、人生最適化ワークショップは毎回満席。

初めまして、コマースジャングル代表、人生最適化コンサルタントの礒 一明です。私のブログをご訪問下さりありがとうございます。

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