外から見た日本

2010年03月28日

コンビニ募金を増やす方法

久しぶりにアメリカに戻ってきました。

日本もとっても楽しかったのですが、アメリカに戻ると、
アメリカの空気にほっとする自分もいます。アメリカの
大地があっているのでしょうね。

帰りの飛行機で、大学時代の友人に偶然会いました。
彼とは、彼がパナソニック、私がソニーにいた時に、
ラスベガスの有名なCESショーの広い会場で、偶然(必然)
路上ですれ違ったこともあります。

彼は今回3回目の赴任とかで、その赴任日の便で
同じ便の巡り合わせに。NJにまた一人友人が
増えました。Welcome back!


今、とっても眠いのですが、ここで寝るとまた
朝昼逆転が長引くので、ブログを書きながら眠気と
戦っています(笑)

ちなみに、今回の滞日ほど、時差解消が長引いたことは
ありませんでした。とにかく、朝6時には目が覚めて
しまうのです。

ただ、特に体調を崩しているワケではないので、
眠りが深くなっているのかも知れません。
ま、これからよりもどしが来るかも知れませんが。。


さて、忘れぬ内に、今回日本で気付いたことを
ミニブログにて。

コンビニで、どこでも募金箱がありました。
ところが、どこでも、殆ど一円玉ばかり。
額ではなく気持ちが募金と言っても、全て一円だと、
これらを集荷する物流コストにも満たないのではと
他人事ながら目にとまりました。

この、募金額の単価を自然にあげるかもしれない
方法があります。それが、一円皿を設けること。

アメリカでは、小売店の多くで、ペニー皿があります。
これは、おつりのやりとりで、ペニー(1セント硬貨)
が一つあるかないかでおつりがすっきりするときに、
気軽にペニーを残したりもらったりできる皿です。

ここには、自然と、ペ二ーがいつでも残ります。

例えば、$1.01の商品を買うとして、財布にペ二ーが
なかった時、普通なら5セントや10セントのコインを
払って、おつりにペニーをたんまりもらいます。

これは、払う側もたくさんのペニーの用意がいりますし、
もらう側も財布がかさばってありがたくない時が
あります。

こんな時こちらでは、このペニー皿から1ペニーを
拝借して払っていいのです。

この逆もしかり。おつりにペニーをたくさんもらって、
でも財布に入りきらなかったら、このお皿に残すのです。


日本のコンビニ募金箱に一円玉が多いのは、この、
財布に入れないでおこうと思った一円玉を、
ペニー皿的におこうとした動機も多いのでは
ないでしょうか。

だとすると、一円皿を用意して、ペニー皿の習慣を
とりいれると、募金箱は、純粋に募金に使われやすい
環境が整うと思います。

さて、ここで、募金が一円玉だけにならないように、
ちょっと工夫があると良いかも知れません。

それは、最初に、10円、50円、100円硬貨をいくつか
織り交ぜておきます。そうすると、人の心理で、
自然に似た種類の硬貨を入れるようになります。

一円皿があり、それが定着したら、そして、
募金箱に10円、50円、100円玉があったら、
そこに一円を入れる確率は今より遙かに
減ることでしょう。

どなたか、コンビニでバイトしている方、
働いている方、社内草案してみてくださいね!

たった一枚の皿で、募金額の単価が大きく上がる
かも知れない方法だと思います。


では、以上独り言ブログでした。
一緒に楽しい社会を作っていきましょうね!


今日は以上です。

最後までお読み頂き、有り難うございます。

コマースジャングル代表

礒 一明

2009年05月18日

日本の労働環境、上司の期待

最近野球ネタを取り上げたので、今回ももう一回その路線で
投稿してみます。

日米で、今更ながら、労働環境が異なるな、と思うことがありました。
今日はそのお話を。

先日、楽天の、マー君こと田中将大投手が、肩の張りを訴えて戦列を
離れることになるというニュースがありました。

彼の上司である、楽天、野村監督の反応は、

「弱音を吐くこだと思わなかった。マー君も人の子だな」

これ、ニュースでみたのですが、私は、かなりびっくりしました。
日本に住んでいる方、びっくりしませんでしたか?

肩の張りは、ケガの前兆みたいなものといえます。
ここで無理をすると、大きなケガになったり、シーズンを
棒に振ったりします。

場合によっては、肩の酷使で、選手生命を縮めた例も、
野球の歴史で枚挙にいとまがありません。

体調管理もプロの仕事の一つ。なので、肩の張りなど、
ちょっとした異変を感じたら、初期に無理をしないのが
ケガ防止につながります。

ここで、冒頭のコメント。

肩の張りは、身体の症状であって、
努力が足りなかったり手抜きをするわけではありません。

弱音、は、心の状態を指し、肩の張りは身体の状態です。
この2つを一緒にすると、話がややこしくなります。

肩の張りが弱音と解釈されたら、ひじに違和感があっても、
太ももにけいれんが起きても、皆弱音と解釈されかねません。

さて、このニュースから、たしか2週間ほどたったころ、
楽天で故障者が連続して出てきました。

ここから、さらに野村監督がぼやいたそうですが、
これは、原因と結果の法則が働いて、自分で蒔いた種が
実になったかと思います。選手が冒頭のコメントを聞いたら、
初期段階の身体の兆候は、「弱音」と上司が解釈する
訳ですからね。

さて、一方、同じ時期に、アメリカでは、松坂選手も故障者リスト入りしました。
理由は、同様に「肩の張り」

こちらは、本人の希望というより、球団が積極的にとった措置。

日米のスタイルの違いが浮き彫りにされた一件でした。


さて、今回この例で、アメリカの労働環境は全て良いと言っている
訳ではありません。また、野村監督にも実名で登場して頂きましたが、
彼に恨みがある訳でもありません(笑)

ただ、こうした状況、日本にまだ根強く残っているかと思います。

つまり、上司の理不尽な期待がある為に、労働環境が悪くなり、
そこで大勢のライフスタイルが影響を受ける、というパターン。

これは、他人事でなく、私自身も会社時代に経験しました。

簡単ではないですよね。上司の期待に背けば、給料が
変わるかもしれないですし、左遷だってあるでしょう。

このご時世だと、最近きいた話では、今にらまれると
職を失うから、とにかくどんな言うことも聞く、と言っている人も
いました。

でも、そこまでいくと、人生の拘束があまりに大きいと思います。
食べていくために仕方がない、と言う人がいますが、
本当にそうか、もう一度考えるのも良いかと思います。

私が見てきた限りでは、捨てる神あれば拾う神あり、

「もうここにはいたくない」

と沸点に達して行動を起こした人は、転身をして
思いがけぬ展開を迎えています。

こうして新たな展開をつかむ人を偶然や運だと思っている限りは、
何も変わらないでしょう。自分らしさを保つ英断をすると、自分にふさわしい
環境が用意されているものです。

あくまで、機会が用意されているだけなので、ちょっと苦労して、
自分の足でそこまで歩いていく必要がありますけどね。

自分の人生に、100%の責任を持つ時代になってきています。

自分の人生をどうしたいか、まずはそこから考えてみると、
身近なところに答えがみつかったりします。

では、本日は以上です。

コマースジャングル代表
礒 一明

2009年04月28日

ジャック キャンフィールドとイチロー 競争と自己愛5

今日は、ちょっと大きなテーマで投稿してみます。

これは、ある意味対極の2つの考え方です。


WBCは、いろいろな意味でイチロー選手が主役でした。
打てても打てなくても、スポットライトがあたります。

そして、終わりよければ全てよし、優勝したこともあり、
選手、監督含め、勝てば官軍の前提で特集が組まれます。

メディアもブログもイチロー選手から学べ、の色で一色です。

私は、野球もイチロー選手も大好きなのですが、
今日は、客観的な分析を試みてみます。

大活躍のイチロー選手ですが、彼の語録を拾ってみます。

●「一番になりたかった。ボクはナンバーワンになりたい人。
競争の世界に生きている者として『オンリーワンがいい』
なんて言っている甘いやつが大嫌い」

●「僕にとって大事なのは数よりもスピードですから。
やっぱり一番でないのが腹が立つ」

彼にとって、一番になることが大切な意味があることに気づきます。


さて、この対極の考え方をご紹介してみます。

前回の投稿でご紹介した、ジャック・キャンフィールド氏の言葉です。

前回ご紹介しましたが、彼は、世界的ベストセラー作家であり、
実業家であり、成功の原則というテーマでワークショップを
開いている成功コーチです。

彼自身、アメフトを長くやってきたので、スポーツにも一家言
あります。同時に、幼少期に虐待を受けた経験があるので、
セルフ・エスティームつまり自尊心をテーマに、自分の最高を
引き出すノウハウに定評があります。

そして、自尊心の中でも、自分への愛をとても大切にする
考え方です。

彼が言います。

●スーパーボール(アメフトの全米優勝決定戦))で、わずか1点差で
2位になったチームが、翌年ずっと敗者の気分で一年を過ごすのは
馬鹿げている。一位は価値のあることだが、一位になれるのは
本当に一握りで、そうなれなかった人が皆敗者の気分で過ごすのは
あまりにもったいない。

●自分が何をやったか、の、Doで自分の価値観を判断すると、自分を
無条件で愛することができない。あなたの人生の成功は、
あなた自身を無条件で愛することから始めるのが一番だ。

●人との比較をしている限りは、本当の幸せは手に入れられない。
人間の究極の目的は、幸せになることだ。車を買うことも、家を
買うことも、旅行に行くこともお金を手に入れる事も、素敵な
出会いを手に入れることも、つきつめてみれば幸せを手に
入れることだ。しかし、人との比較ゲームをしていると、幸せには
なれない。比較をすると、自分が劣ったり負けたと感じる時が
必ずある。そうして潜在意識にマイナスの影を落とすインパクトが
かえって成功を遠ざける


さて、これらは、ある意味イチロー選手の発言と対極の考え方かと
思います。また、ビジネスパーソンらしく、論理的な分析ですね。

まずは、それぞれの分野で実績のあるお二人が、対極の考えを
しているのを記しました。

その上で、私なりのコメントを加えてみます。


イチロー選手が、先日出血性の胃潰瘍になりました。これは、
彼の考え方が引き起こした病と言えるでしょう。

胃潰瘍が、心の病であることは知られていますが、全ての病は
心が影響していると言われています。例外は、前世から自分の
試練の為に組み込んだものです。

心と病の関係は、現在「直観医療」としてアメリカで広がりつつある
考えです。

アメリカの3大スピリチュアルリーダーと言われるキャロライン・メイスは、
病人を診て、その病を引き起こした考え方、エネルギーの使い方を
あてる専門家で、その腕を見込まれ専門医と組んで病の
本当の解決を提供しています。

この様子は、彼女の著作に詳細にあります。

「7つのチャクラ」
題名と本文がぴったりではないのですが、心と体の関係に興味がある方、
必読の書です。


さて、話を元に戻します。

イチロー選手の胃潰瘍は、内外に(彼自身にも我々にも)
大きなメッセージを発していると思います。

つまり、彼の考え方は、こうした病を引き起こすということです。

もちろん、だから彼は一番になれた、という見方も成り立ちます。

これは、生き方の問題です。



これに関して、アメリカで起きている「シフト」に絡めてこのトピックを
みてみます。

アメリカで、スピリチュアルなセミナー、ワークショップに行くと、
必ず言われる表現があります。

「今大きなシフトが起きている」

シフトとは、意識の大変革のことです。

意識が、次のレベルに行くというお話です。

では、次のレベルって、何でしょうか?


この「シフト」した考えを要約すると、こんな感じになります。

●私達は皆一つであるということ。

●私達は全て価値のある存在で、生きるに値する存在である
ということ

●この物理世界は精神世界の反映であり、見えない原因世界に
真実があること

●創造主がいること、創造主と宗教の違いを知っていること、
私達が生かされていること。

●アセンション含めた、大きな波動の変化を知っていること、
感じていること、進化を楽しんでいること

●「私」は、心、身体、魂の3つでできているのを知っていること

●競争から共生へ、取り合いから分かち合いへ、そして、
全ての人が自分の夢を手にすることができると知っていること


これが全てではありませんが、こんな考えを基本にしています。

さて、一部、スピリチュアル系の言葉も出てきましたが、驚くなかれ、
これらの一部は、アメリカのビジネス書にもそのまま顔を出します。

原因と結果の法則、始め、全てが必然と考えるところから
成功は始まります。

翻訳されている本もあるので、ご存じの方も多いでしょう。

と言っても、これらを信じなければいけないという訳ではありません。

だいたい、他のトピックと同じく、こうした新しい考え方にも
3つの反応が存在します。

1.意識がそちらに向いて、その生き方を実践しているグループ

2.興味はあるが、毎日の生活と関係ないので適当な距離を
おいているグループ

3.科学で証明されるまで信じないグループ


それぞれが本人の選択なので、自分のステージにあった
選択が完璧な選択だと思います。誰が何を言っても、その時の
自分がしっくりくる選択が一番だと思います。


さて、長くなってきましたが、少しまとめ始めてみます。


冒頭の通り、イチロー選手の語録と、その対極のお話をご紹介して
みました。

日本は、海外にいる私からみると、流行の浮き沈みが激しく、
もてはやしたりこき下ろしたりが激しい国だと思うときがあります。

まあ、アメリカもいろいろありますが、人種の多様性が、良くも悪くも
日本ほど画一した反応を生まない土壌があります。

どちらが良いというお話ではなく、こうした多様性の国から母国を
愛をもって見ると、そんな印象を持つというお話です。


イチロー選手の活躍は、本当にワクワクしました。

同時に、そこから、メディアやブログがイチロー選手の功績の
一面にフォーカスがあたっている気もしました。

そこで、せっかく海外に住んでいるので、異なる観点を
提供してみたいと思った次第です。


私は、イチロー選手も野球も大好きですので、誤解しないで
下さいね。

ただ、イチロー選手をみて、語録を読んで、

「だから一番を目指すのだけが最高の道だ」

と思って、もし自分には合わないと思っている人がいたら、
そうじゃない考え方もあるのだと思ってみて下さい。

そして、アメリカでは、そうした、競争を超えた達観を、シフトと
呼ぶ流れもあるというお話でした。


しなければいけない事は何もありません。

なので、どちらかを信じなければいけないのではなく、
いろんな選択があるのを楽しめたら良いかと思います。

全ては、あなたが幸せになる手段として存在するからです。


こういう私も、ここ数年は、自分の中で大きなシフトが起きています。

あくまで自分の中でのシフトです。これは、そうしたいという欲求が
心の底からわき出ているので、理屈で止められないのです。

世界8百万部のベストセラー、「神との対話」から引用します。

「魂の声を聞く一番の方法は、感情に耳を澄ませることだ」



あなたの感情は、何て言っていますか?

ワクワクに従ってみて下さい。


では、本日はとっても長いブログを、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

あなたが生きているのにも、大きな意味があります。

感じて、それを表現してこその人生です。

もし、このブログを読んで何か気づきがあったら、
感じて、表現してみてください。

その気づきのエネルギーが、日本を、そして世界をもっと
良い国にすると思います。

そして、そうした行為、つまり、プラスのエネルギーをギブすると、
それが何倍にもなって戻ってきます。

こうした成功法則、今すぐ幸せな気分になれていいですね。

では、本日は以上です。

コマースジャングル代表
礒 一明

2008年11月17日

小室哲哉の逮捕に思う

さて、11月のニュースと言えば、政治ではオバマの当選、
社会では小室哲哉の逮捕じゃないかと思います。

小室が活躍した90年代は、私も会社に入って20代を楽しんだ
ど真ん中。Globeの曲ははカラオケで歌わせてもらったし、
コンサートのビデオは、しゃきっとしない朝によくかけた
ものでした。

私がソニー時代、マンハッタンのソニーミュージック本社で
小室さんにばったり出くわしたことがあります。

友人がソニーミュージックに居たので、遊びに行っていた
だけなのですが、ちょうどそのとき、小室さんが会議を
終わって出てきたところでした。

芸能人は皆そうですが、小柄な風貌で、しかし、周りが
彼を中心に動いているという感じで、ちょっとしたオーラが
ありました。

さて、そんな小室さんですが、当時から、ちょっと
気になっていたことがありました。

それは、彼のコンサートでのパフォーマンス。
見たことがある方も多いと思いますが、コンサートの佳境で
自分の演奏していた楽器をめちゃめちゃに破壊するのです。

ビデオを見ながら、当時嫁さんにいったものです。

「残念ながら、このしっぺ返しはきっとくると思うよ。」

そのしっぺ返しが、今回の逮捕かは分かりませんが、
原因と結果という見方をすると、逮捕という結果以前に、
逮捕されるような行動をする原因も、彼のどこかに
あったのではと思います。


さて、こうしていざ逮捕になって、ですが、
いろいろな素顔が明らかになってきました。

一つは、奥さんであるKeikoのサポート。ここまで
報道されている限り、ですが、逮捕されたら見限る、
のではなくて、それでも信じている、という雰囲気を
感じます。

そして、Keikoの家族と、小室氏との絆。

彼にとって、第二の家族と言える存在だったようです。
Keikoが、親族の不幸で里帰りして、親戚一同の前で
騒動の謝罪をすると、親族が皆、拍手で励ました
そうです。

なんと温かい出迎え!

旦那が逮捕された、ということで、親族に犯罪者が
出た、という反応も、愛のない家庭ではよくあります。

でも、Keikoの周りには、愛がたくさんあるようです。

そして、追い打ちが、小室氏の母の手紙。

彼が拘置所にいるところに、彼の母親からの手紙が
届いたそうです。

そこには、こう書かれたいたとのこと。

「全てを正直に話しなさい。一から出直しなさい」

何という母親の愛!

そして、これを読みながら、小室氏は涙を流したそうです。


今回彼がしたことは、やはり宜しくないと思います。

でも、こうした道義的な過ちは、社会が愛を持って
受け止める土壌が欲しいなと思います。

逮捕→犯罪→糾弾 みたいなサイクルは、みていても
あまり気持ちよいものではないですよね。


このブログで、小室哲哉氏を、小室さん、とか、小室氏とか、
普通の呼び方で書きました。犯罪者に氏とかさんとか
つけるのは、一般的でないかも知れません。

でも、私個人的には、何か犯罪を犯した人がいると、
それを、全く別の人間みたいに糾弾する社会や報道は、
なんかしっくりこないんですよね。

罪を憎んで人を憎まず。

ということで、私は、小室さんが復活する方に一票
入れたいと思います。

コマースジャングル代表
礒 一明

2008年04月29日

日米の顧客サービス比較 〜謝罪王国日本

さて、2回に渡って、アメリカのカスタマーサービスについて書いて
きたので、今回は、日米の比較論を書いてみたいと思います。

先に申しますが、今回は、日本への提言、という位置づけで、
ちょっと辛口の部分も入っていますが、これも私の日本人としての
日本への愛だと思って読んで頂ければ幸いです。

では、前置きはこれくらいで、本題に入ります。

アメリカに住んでみて、日本に時折出かけると、
いくつか気づく事があります。

最初は、威張ったお客さん。 日本のサービスの質が
高いのを逆手に取ってか、自分で勝手に期待値を
高く設定して、それ以下だと悪態をつくケースを
あちこちでみました。

一つ、話を分かりやすくするために、
私が実際に経験した実例をあげてみます。

あくまで、話を伝えるための例なので、
この例が好きとか嫌いとかでなく、その後の
メッセージを読んでみてください。

ある時、空港で、手荷物の大きさ&重量がかなりに達していて
(本当に大きかった!)、空港スタッフが、上司に確認しなければ
いけない点がある、と言っていって、確認に出かけていった。
その間、搭乗手続きが一時とまっていたのがだ、その客は、
大きな声で延々と悪態をついていた。

「他の航空会社だってOKだったよ、Northwestだって〇〇だって。
なんだったら他に乗ってもいいんだよ!」

「前にも〇〇で大丈夫だったんだよ。いけないわけは
ないんだよ。」

こんな感じの文句を、言葉をかえ、本当に延々と
繰り返している。その場にいるのも不愉快なくらいで、
テレビだったら電源を切るかチャンネルを変えるところです。

さて、日本的、なのはここから。
いくら悪態をつかれようが、この物騒なご時世、チェックしなければ
いけないものは、チェックするのが彼らの仕事。

しかし、相手が悪態をつくのを野放しにし、
平謝りに徹し、何度も、
「申し訳ありません。。」
を連発している。

こういう常識のない、あるいは、良識のない客には、
謝るのは逆効果。謝ると、自分が正しいと更に
思い込んで、余計に図に乗る。

実際、謝ると彼らの悪態にも更に拍車がかかり、
周りにいるのもかたはらいたし、という状況になってきた。

さて、ここがアメリカの会社だと、どうなるか?

経験者はご存知だろうが、こういう時の職員は、
大抵毅然とした態度で、彼らがやらなければ
いけない事とその理由を説明する。

そこで悪態をつくと、このチェックプロセスを
しないと今回搭乗はできない、と警告を出す。

その間、謝ることはまずありません。

謝らないアメリカ、といいますが、そこには
一部誤解があります。ここは、西洋的にみて、
職務上の任務遂行という観点から、
謝る必要がないから謝らないのです。

何しろ、規制のチェックですからね。
安全性を考えて、のことです。

これを知らない日本人は、アメリカにきて、
例のいいかげんなカスタマーサービスへのいらいらと、
こうした文化の違いをごちゃごちゃにして、
だからアメリカはダメだ、と大雑把な
結論付けをします。

これは、2つ別の話です。
アメリカで謝らない中には、謝るべき時に
謝らないケースもありますが、それ以上に、
西洋の基準からみて、もしくは日本以外世界どこでも
謝らないケースなので謝らない、という
場合も多くあります。

つまり、日本は、相手が謝罪する敷居が
かなり低く、しかも曖昧です。

時には、お客さんが不満に思ったら、
その不満に思う内容が不当であっても
とりあえず謝る、というのが日本流です。

このスタンスは、日本を離れたら通用しません。

この、日本の謝罪要求文化の根底には、
よくも悪くも、お客様は神様、と思い込んでいる文化が
あるかと思います。

お客さんは、金を払っているので、相手に多少の
わがまままで通してもらう権利まで買ったと
勘違いしている人がいます。

ところが、アメリカでは、根本の前提が
全く違います。

それは、お客もサービス提供者も、同じ人だ、という
前提。

だから、搭乗券のやりとりをするだけでも、

How are you?

から話を始めたりします。

ウェイター・ウェイトレスとも、オーダーのやりとり
以外の話をしたりします。

何か失敗があっても、日本なら、オーダーが遅いだけで
すぐにクレームをするところ、アメリカだと、
かなり辛抱強く、まるで友人宅に招かれたの如く
優しい催促をします。

そこには、西洋的な、個人へのリスペクト、があります。
あるいは、大きく言うと、同じ「人」への愛があるとも
いえます。

日本的に、ちょっとした過失に、これみよがしに
責めるのをアメリカでやると、相手は謝るどころか
反発しますし、周りからは、ちょっとバランス感覚の
欠けた客、という見方をされて終わります。

お客なら、クレームをつけたら店がとにかく
謝罪するのは日本だけです。

さて、私は、今アメリカに住んでいるだけで、
顔も心も日本人です。

アメリカでこういう応対をするから、日本もこうすべきだ、
というバタ臭い話をしているわけではありません。

ただ、両国をみて、私の感覚で、どちらがいいかな、と
素直に感じてみると、やはり、日本の謝罪主義は、
いきすぎだと思います。

そして、この、客も店員も、仕事が終われば、
いつか隣人になるかも知れない、みたいな前提は
住んでいて気持ちがいいですよ。

この日本の謝罪主義、個人だけでなく、社会全体にも
風潮で蔓延していますよね。

昨年でも、亀田兄弟、羊水発言、先がないスポーツ発言などへの
攻撃や謝罪要求をみると、根底に怒りをもった人口が
最近の日本は多い気がします。

でも、若者の発言に、大人が寄ってたかって攻撃するかと
思うと、大臣職にある人が何度失言をしても
そのまま職務を続けることが許されています。

2つは全く別の次元の話ですよね?
歌手やスポーツ選手が、若くして失言をするのは、
若くして一芸に専心した反動だと思います。

そこは、愛を持って諭してあげるのが
大人の社会だと思います。

が、考え、発言して、国を統治するプロの政治家の
発言は、全く違うレベルのことです。

発言は考えの表れで、度重なる失言は、
考えるレベルが低いと思わざるを得ません。

こうした社会現象で、何を問題にして、
何を問題にしないかは、一時の感情で決めては
いけないと思います。

Trust your feelingsではあっても、
Trust your emotionsではないのです。

若くしてたくさん儲けて脚光を浴びると、
週刊誌のネタにされるのは、人の羨望という
感情が根底にあるからだと思います。

だから、有名人の若者のちょっとした失態は、
大きな謝罪の対象になります。

逆に、政治家をそれほど責めないのは、そうした
感情ではなく、左脳で「べき論」で考えないと、
結論が見えないからです。

私も個人的に恨みも羨望もありませんが、
やはり、政治家の失言は、そのまま放置するのは
リスクが大きいと思います。

いずれにしても、この謝罪王国日本。
原点に戻って、和をもって尊しとなす日本であって
欲しいですね。

では、ちょっと長くなりましたが今日はこの辺で。


コマースジャングル代表
礒 一明


2007年11月04日

亀田家騒動を見て 外から見た日本

前回は、「愛」というテーマで、会社時代の尊敬する上司の話を
書いてみました。

今回も、トピックは全く違うのですが、同じテーマをベースに
書いてみます。

トピックは、今話題の「亀田家騒動」について。


事の発端は、皆さんご存知の, 大毅選手試合での反則行為。

その後、記者会見での謝罪、そして試合をした内藤氏
本人への謝罪と続きます。

ここで終わりかと思いきや、今度は兄の興毅選手が出てきての
謝罪会見。

背景は、最初の大毅選手の会見に対して、

「本人が何も言わずに、あれじゃ謝罪になっていない」

という関係者の反応。

確かに、ご本人は会見で何も話しませんでした。
でも、あれは、話さないよりは、話せる状態では
なかった、とも判断できるかと思います。

さて、アメリカ的に言うと、彼が本当に衰弱しているか、
実際はそうでもなかったか、2つの可能性があるとき、
ワーストケースを想定して対応をします。

つまり、本当に衰弱している場合を想定して、
話を進めます。じゃないと、本当に衰弱している
場合に、そうじゃないという対応をして衰弱が
進むと、責任問題、訴訟問題に発展しますからね。

日本はというと、先日の朝青龍の協会の対応も
そうでしたが、「どうせ仮病だろう」という
一方的な判断をして、体育会的な対応を
とろうとします。

でも、こうした場合、ワーストケースを想定しないと、
選手生命に関わるので、本当に、1人の選手生命を
外野が決める事になります。

ところで、外野、と書きましたが、中には関係者
もいます。関係者は、選手を育てるはずの組織、
ですよね?

さて、話を試合をした大毅選手に戻します。

今の話に基づき、ワーストケースを想定して
対応を考えて見ます。

報道によると、現在も大毅選手は似たような衰弱状態が
続いているとのこと。

そんな彼の復帰プランを聞いてびっくりしました。

何と、もう一回謝罪会見をしてから全てが
始まるそうです。

ちょっと考えてみてください。18歳の未成年が、
短期間に栄枯盛衰を経験して衰弱しているときに、
自分の復帰は再び大勢の前での謝罪会見を
してから、なのです。 

本人がそれを考えたら、衰弱の回復は
早まるでしょうか?

いや、ここもワーストケースを考えて、
無事に回復するか、も考慮すべきかと思います。
18歳といえば、多感でまだ土台がしっかりしていない時期。
ちょっとレールを踏み外すと、どんどん
方向を外れる時期です。これは、メディアの
露出に関係なく、全ての18歳に言えると思います。

もう一度いいますが、メディアの露出に関係なく、
です。18歳は18歳。

さて、今度は兄の興毅選手。反省と再起をかけて、
メキシコにいくと発表がされました。ここでの
関係者の反応は、

「野放しにするのか!」

その声に素早く対応したジムは、トレーナーを派遣し、
毎日レポートを提出することを義務付けた、と
発表しました。

メキシコ行き、皆さんはどう思いました?
私は、最初聞いて、こんな風に思いました。

外国にでるのは、それだけで修行の要素があると
思います。食事、文化、言語。毎日が自分発見で、
それだけで、最高の、自分見つめなおしの機会を
提供してくれます。

きっと、メキシコで何かに気づき、何かを
学ぶだろうと思いました。

が、関係者の反応は、

「野放し」

野放しっていうのは、刃物を持って銀座を歩いている人を
そのままにするときに言う言葉ですよ。

あるいは、お隣の国が核を持っていても、
国が何も対応をしない時にいう言葉です。

1人の若者に、大勢の大人が寄ってたかって、
なんか「いじめ」に見えちゃうのは私だけでしょうか?


さて、まとめてみます。

大毅選手にしても、興毅選手にしても、まあ、
今までの素行、言動は褒められたものではないですよね。

そのイライラが、今回の反応につながっている気がします。

ちなみに、このイライラは、今までの素行をみた「時間」に比例
しますよね。つまり、報道された時間に、です。

でも、世間一般には、これくらいの18才、大勢いますよ。
そして、その大勢は、いろいろ学んで改心していきます。

その手助けをするのが、周りの大人の責任かと思います。

さて、今回の騒動で、ひときわ目立ったのが
内藤選手の大人の対応。

特に、最高の名言が、兄の興毅選手が謝罪会見をすると
聞いたときのこの一言。

「いや、既に謝罪はしてもらっているし。。。
誰に謝罪するんでしょうか?」



いい教訓を学んだ2人に、大人が、どうやって
新しい道を見つけるか親身に探ってあげる。

親身に。。。これが、「愛」だと思います。

彼らが、心技体ともに良い選手に成長するには
何がベストか?

彼らの為を考えるのが、大人の仕事かと思います。
その大人が、自分の感情をコントロールできないで、
謝罪を強要し続けるのって、許容範囲の狭い
社会に写ってしまいます。

なんか、長いブログになりましたが、
前のブログに頂いたコメントのように、私も、
日本に「愛」が足りない気がするんですよね。

次から次へと、何か槍玉を探している気がする。

そして時には、その槍玉に関係のない怒りもあわせて
ぶつけているようにも見える。

子供は社会、国の反映です。
18歳は、日本ではまだ未成年です。

彼が殺傷でもしたら話は別ですが、スポーツでの反則。
もっと、愛をもって助けてあげたいですね。

そして、我々大人も、考えるときだと思います。
社会の出来事に、どう反応するかで我々の価値が
決まりますから。

実は、知り合いと直接この話をすると、皆
同じ反応をするんですよね。いわゆる、日本に
愛が欠けている論。

なので、直接の知り合いの中では日本はしっかり
しているんですが、世の反応、掲示板などをみると、
まだやり場のない怒りを感じたりします。

もっと、温かい目でみてあげたいですね。

やはり、キーワードは「愛」だと思います。


では、長くなりましたが、今日はこの辺で。

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コマースジャングル代表
礒 一明

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プロフィール
礒 一明(いそ かずあき)

人生最適化コンサルタント。米国法人コマースジャングル代表。1995年よりアメリカ在住。

横浜生まれ、上智大学外国語学部英語学科卒業。大学を卒業後、ソニーへ入社。95年よりアメリカへ。そこでインターネットの魅力にはまり、社内起業でE-Commerceに創業者メンバーとして参画。事業戦略ディレクター、及び販売ディレクターとして、当時売れないと言われていたAV機器の売り上げを半年で7倍に。

帰任通知を機にアメリカにて独立、2005年より日本でコンサルティング活動を開始。

神秘体験がきっかけで、ビジネスコンサルタントから、人生、生き方をテーマにした人生最適化人生最適化コンサルタントに転身。年に数回帰国して行う、人生最適化ワークショップは毎回満席。

初めまして、コマースジャングル代表、人生最適化コンサルタントの礒 一明です。私のブログをご訪問下さりありがとうございます。

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